美しいジルコニウムの指輪 | 意外と知らない 手作り指輪の素材

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美しいジルコニウムの指輪

ジルコニウムという素材をご存知でしょうか。
聞き慣れない言葉かもしれませんが、原子力発電所などで使われている素材です。
「原子力」という言葉を聞いて、警戒を持つのは分かります。
でも手作りの指輪で使われる素材として、ジルコニウムは注目されています。

ジルコニウムは原子力発電所の設備に使われている素材ですが、人体に害は全くありません。
金属アレルギーが発生しにくい素材としても知らており、医療器具や歯のインプラントにも使用されています。
他にもナイフ・はさみ・ゴルフクラブなど、日常的にもジルコニウムは使われています。
聞き慣れない素材ではありますが、身近にある素材でもあるのです。

ジルコニウムを素材にして作られた手作りの指輪は、美の一言です。
ジルコニウムの表面に酸化皮膜を作りだすことにより、色鮮やかな色彩を放ちます。
塗料は一切使っていないので、色がとれてしまうこともありません。
酸化被膜とは、金属が酸化反応を起こした時にできる皮膜のことです。
早い話が錆のことですが、錆と違うのは目に見えるか見えないかです。
錆の場合は、錆という形でハッキリ出ているので目に見えています。
でも酸化皮膜があるかどうかは、見た目だけでは分かりません。
ただ素材によっては酸化皮膜でも、ハッキリ見えることがあります。
ハッキリ見える素材に含まれているのが、ジルコニウムです。

人と違う手作りの指輪を手にしたいのならば、素材にジルコニウムはおすすめです。
ジルコニウムが発する色は見た目も美しく、見ているだけでもうっとりしてしまいます。
ただゴールドやシルバーの素材でできた手作りの指輪の場合、身につけられる場所はどうしても限られるのが難点です。
でもジルコニウムは頑丈にできているので、普段からでも身につけることができます。
乱暴に扱わない限り、何十年経っても色褪せることはないでしょう。

ジルコニウムを素材とした手作りの指輪を手がけている工房は、少しずつですが増えてきました。
とても美しい指輪となっているので、検討してみてはいかがでしょうか。